どんな症状か
肝炎はもともとほとんど自覚症状がなく、肝臓に炎症が起こって肝細胞が破壊されていく病気です。肝炎ウイルスは体内に侵入すると、肝臓にもぐり込み、そこにすみついてしまいます。肝炎の発症はウイルス感染によるものといわれていますが、こうしてすみついたウイルスが直接肝細胞を攻撃し、破壊するのでしょうか。
実はそうではないのです。ウイルスにとって肝細胞は自分たちが増殖するために必要な場所ですから、それを壊すようなことはしません。では、肝細胞を傷つけ、破壊してしまうのはなにかというと、私たち自身がもっている免疫のしわざなのです。
私たちの体は、異物が侵入してくるとそれを排除するためにさまざまな反応をおこします。これが免疫と呼ばれる働きです。
肝炎ウイルスも異物ですから、侵入をキャッチすれば、当然、これを追い出そうとして免疫が動き出します。体内でインターフェロンが作り出されたり、免疫を担当しているさまざまな細胞が抗体と呼ばれる武器で攻撃をしかけ始めたり、なかにはすみついたウイルスを肝細胞ごと破壊したりする荒っぽい免疫担当細胞もあります。
放おっておくとどうなる
肝炎を放置しておくと肝臓が繊維化し肝硬変になります。肝硬変になると年間7%という高い確率で肝がんを発症します。これは10年という期間でみると7割の人が肝がんを発症することを意味する数字ですから、肝硬変がいかに危険な状態であるかがわかるでしょう。
肝炎は放置すると、たしかに肝硬変、肝がんへと病気が進行していくおそろしさがあります。しかし、裏を返せば、病気が進行してしまうまで放置せずに、できるだけ早期に感染を確認して適切な治療を行えば、確実に肝がんの発症を防ぐことができるのです。このことからも、ウイルスの検査は肝がん予防の第一歩なのです。
生活で気をつけること
食生活で注意したいのは、鉄分をあまり多くとりすぎないようにすることです。肝炎に感染すると、鉄分が肝臓に沈着しやすくなります。すると、肝炎の悪化するスピードが速くなってしまうのです。
またカロリーオーバーをしないように栄養バランスの整った食生活が求められます。というのも、肝炎の患者さんは脂肪肝になりやすく、脂肪肝があると肝炎が悪化することがわかっているからです。
肝炎の患者さんは禁酒が大原則です。1滴もダメかというと、そこまでではありませんが、アルコールの好きな人はしばしば歯止めがきかなくなるので、はっきり禁酒したほうがよいでしょう。もちろん、ウイルス感染とは関係なく、過度の飲酒はアルコール性肝障害を引き起こすので、肝臓にとってよいことではありません。肝臓治療薬としてプラセンタ注射があります。日頃からプラセンタを愛用していると、肝機能が強く働いてくれるのでしょうね。プラセンタってなんだろう?プラセンタとは.comにてご紹介
